海外の医師は、福島孝徳先生の仕事をどのように見ていたのでしょうか。AANS(米国脳神経外科学会)の2008年の年次報告には、ナイジェリアからデューク大学へ研修に来たOkezie Obasi Kanu先生の、具体的な学びの記録が掲載されています。
手術室で見学した、福島先生とFriedman先生
Kanu先生は、北米の施設で学ぶ医師を支えるAANSの国際研修制度を利用し、2008年にデューク大学で研修しました。デューク大学ではCory Adamson先生の助けを受けながら新しい環境になじみ、Allan H. Friedman先生らのもとで研修しました。
特に印象に残った経験として挙げているのが、Friedman先生と福島先生が並んで頭蓋底の複雑な腫瘍の手術に取り組む姿です。福島先生がほかの医師の手術を支援する際にも、その仕事をそばで見学する機会があったと振り返っています。
野中洋一先生と、夜まで続けた解剖実習
手術室での見学だけではありません。報告には、福島先生のもとで研修していた野中洋一先生と、頭蓋底の実習室で夜遅くまで課題に取り組んだ思い出も記されています。Kanu先生にとって、医師や研修医、手術室・研究室のスタッフと築いた関係も、研修で得た大切なものだったようです。
大学側の記録に残る、その後の交流
この研修については、Duke Healthにも別の記事があります。2008年12月5日の報道は、Kanu先生が同大学で3か月学んだことと、大学からラゴスの病院へ手術用ドリル8台を送る取り組みを紹介しています。現地で診療や医師の実習に使う機器の必要性は、Kanu先生らとの交流を通じて大学に伝わったといいます。
出典は2008年の研修・交流の記録です。Duke Health記事公開日:2008年12月5日


