米国AANSの学会で福島先生の教えをつなぐ|NREFの記念講演基金

米国の脳神経外科の研究・教育を支えるNREF(Neurosurgery Research & Education Foundation)には、福島孝徳先生の名前を冠した「Takanori Fukushima Excellence in Microsurgery Lecture Fund」が設けられています。先生が大切にした手術の技術や工夫を、学会の講演で次の世代に伝えるための基金です。

米国と海外の講師を支える基金

NREFの公式ページによると、この基金は、AANS(米国脳神経外科学会)の年次学会で講演する脳神経外科医を支援します。対象となるのは、頭蓋底手術や脳血管の顕微鏡手術、手術に必要な細かな解剖や技術の工夫に貢献した米国内外の医師です。

基金の紹介では、福島先生が各国で実習を開いていたことにも触れています。国際的な教育の機会を残す取り組みです。

2025年の初回講演は、デューク大学のFriedman先生

AANSの2025年学会プログラムには、4月25日の国際セッションに初回の福島記念講演が掲載されています。紹介を担当するのはUConnのKetan Bulsara先生、講師はデューク大学のAllan H. Friedman先生と記されています。

同じセッションでは、各国の医師による脳腫瘍手術や研究の発表が組まれていました。福島先生の記念講演も、その国際的な学びの場の一つとして位置づけられています。

大学の記念講演とは別の取り組み

UConn Healthで2019年に始まった記念講演と、このAANS年次学会の講演は、名称の似た別の取り組みです。大学内の講演と、学会で講師を支える基金。それぞれの形で福島先生の教育への思いが受け継がれています。

NREFの福島孝徳記念講演基金の紹介を読む(英語)

AANS 2025の公式セッションプログラムを見る(英語)

学会部分は2025年の公表プログラムに基づく紹介です。