海外から福島孝徳先生のもとへ来た医師は、日本でどのように学んでいたのでしょうか。モルドバのNicolae Testemițanu国立医科薬科大学の広報紙『Medicus』に、その体験を本人が綴った記事が残っています。書いたのは、同大学で脳神経外科を率いていたGrigore Zapuhlîh先生です。
福島先生の招きで、日本各地の病院へ
記事によると、Zapuhlîh先生は福島先生から研修に招かれ、一週間にわたって行動を共にしました。訪れた病院の所在地として、東京、千葉、郡山、門司などが挙げられています。複数の病院で福島先生が実際に手術する様子を見て学んだ、と記しています。
福島先生についての原文と日本語訳
誌面の右から2列目にある、福島先生についての段落を訳しました。地名のうち、原文の「Fuciu」は表記のまま残しています。
次の研修は、近代微小脳神経外科の創始者の一人である福島孝徳教授の招きによるものでした。教授は米国ノースカロライナ州のデューク大学と、日本のいくつかの民間病院で活動しています。
私は一週間、福島教授に同行し、東京、千葉、郡山、Fuciu、福岡・門司の病院で、さまざまな複雑な脳の実演手術に立ち会いました。

モルドバと日本の医師たちの往来のなかで
この体験記は、2007年のスイスでの会議をきっかけに広がった日本の医師たちとの交流を振り返る文章です。記事には、名古屋の学会への参加や、信州大学・松本の病院での研修についても紹介されています。福島先生との一週間は、そうした継続的な交流の一場面として記されています。
原文はルーマニア語で、2009年12月号の5頁に掲載されています。福島先生に同行した具体的な月日は明示されていませんが、日本で学んだ本人が、当時の交流を振り返っています。


